音程を変えずにテンポを変える方法 Pitch Switchの特長


Pitch Switchは、音楽ファイルのキー(ピッチ)を保ったままテンポを調整できる機能をもつ再生、変換ソフトです。

マイナスワン、Play Alongと呼ばれる楽器演奏者向けのカラオケCDを活用して、練習する際に便利です。(CDの直接読み込みにも対応しています。)
もちろん採譜の際に、テンポを遅くして聴き取りやすく再生する場合にも使用できます。

Jazzなら、以下のウェブのカラオケ音源はおすすめです。
Ralph Patt's Jazz Web Page

テンポ調整の操作

画面の左から2番目の「テンポ」と記述されたスライドバーの上げ下げを行います。
パーセントでの調整が可能です。

pitchswitch_UIdescription


ドレミファソラシドのサンプル音源を元にテンポ変更してみました。
この場合はテンポ120をベースにパーセントで調整します。



テンポを更に細かく調整するには、オプションメニューをクリックして、「テンポ微調整」にチェックをつけます。

tempo_fine_adjust


同様に左から二番目の「テンポ」スライドバーを調節します。
※0.1%単位での調整が可能です。

tempo_slider

※BPMで調整したい場合には、微調整にチェックをつけて調整しましょう。

これらのファイルは出力後のファイルですが、再生しながらのリアルタイムでの変更も可能です。
また、一括変換(バッチ処理)機能もありますので、複数のファイルを一括で一定のテンポに変換する事もできます。

multifile_converter


再生幅で開始地点と終了地点を設定し、ループボタンを有効にする事で、同じ範囲で繰り返し再生されます。

loop_play


難解な小節を繰り返し練習する際に便利です。

テンポが一定でビートがはっきりしているサウンドであればBPMを自動検出しますので、検出されたBMPを見ながらテンポ調整する事もできます。

auto_detection_BPM


メンバーを集めてセッションやリハーサルができない場合もあるかもしれません。
カラオケ音源を使用して感覚を掴んだり、アドリブの練習をする際に便利なソフトウェアです。